ガラコンサート「希望よ、来たれ!」いろいろ変わってしまった文化会館、だけどやっぱり生音はよかった

2020年7月11日(土)久しぶりにコンサートに行ってきました。

場所は上野の東京文化会館です。

久しぶりの上野東京文化会館はすっかり変わっていた

久しぶりの文化会館。本当なら今日はベルクの「ルル」が上演されるはずだったですよね。

ルルは特に見たい演目だったので、新型コロナの影響があってもさすがに7月だからルルは大丈夫だろうって思っていたんですよね。

でも中止になってしまいました、というか来年に延期です。

で、その代わりとはいえないけど、同じ日に急遽ガラコンサートをやることになったらしく、それに行ってきました。

普段はあまりガラコンサートって行かないんですよね。

でもあまりに全部の公演がなくなってしまったので、舞台で生の音楽と声が聞きたかったんですよね。

さて、久しぶりの会場は、マスク着用で、思っていた通りサーモグラフィーの検温もあり。

ちょっと驚いたのはチケットをちぎるのも自分でちぎるようになったこと。

そして座席は一つおきにしか使えなくなっていて、係りの人たちはマスクにフェイスシードをしていました。

なんとなく重苦しいけどしかたないか‥。

1階の前3列は使わず4列目からが客席で、舞台の上の人たちもいつもより奥まった位置にいる感じがしました。

オーケストラも笛やラッパ関係以外の人はマスク着用。これも初めて見る景色です。

さすがに指揮者の沖澤のどかさんはマスクはしていませんでした。

フェイスシードなんかを見ると、なんとなく重苦しい感じで、楽しむと言う雰囲気ではないけど、まあ仕方ないかあ。

いつもより大きな拍手が

今回のコンサートは前半約30分、後半約30分で正味1時間程度の短めのコンサートでした。

オケもちゃんといるし、有名な人ばかりだし、S席8000円だから短くても仕方ないね。

ちなみに今回のチケットで多くの人はチケット代プラス寄付もしていたようで、会場でお礼のアナウンスが入っていました。

かくいう私も初めてこういうのにちょっとだけですが寄付してみました。

さて座席が一つおきということもあるので、人は決して多くないんですけど、なんとなく今回のコンサートはみなさん大きな拍手を送っている人が多かった気がします。

一生懸命大きな拍手をしている人が目立ちました。

やっぱり久しぶりに聞く生の音楽っていうのはいいもんです。

最初がフィデリオだったんですけど、「わあ!音楽っていいなあ」と心が暖かくなったように思えましたもん。

ちなみに今回のような新型コロナの状況に打ち勝とう!みたいな曲はヴェルディ系でもいろいろありそうですけど、

おそらくフィデリオの公演が近いからそれなのかなと思いました。

コンサートのタイトルにもなってるのですが、「希望よ、来たれ!」フィデリオのどこで歌われるんだっけ?と後で見てみたら

ピツァロがフロレスタンを殺すことにして、ロッコに墓穴を掘るように言ったあとの怒りのアリアでした。

歌ったのは木下美穂子さんというソプラノ。

フィデリオは話が暗いのと、前回不思議な演出のフィデリオを新国立劇場で見てちょっとピンと来なかったので、今回はやめとこうと思っていたのですが、今日聞いてやっぱり見に行こうかなあと思ったのでした。

よく響く強めの声でした。

2曲目はトスカの「星は光りぬ」。歌ったのはテノールの城宏憲さん。

有名なアリアですけど、いきなりこの歌を劇的に歌うのって大変だろうなあと思うんですよね。

でもこの曲は出だしのクラリネット(オーボエかな?)の音色を聞くだけでもう悲しい場面が浮かぶ曲ですよね。

「星は光りぬ」はあっという間に終わってしまって、もうちょっと長く聞きたかった‥。

3曲目はセビリアの理髪師の中からロジーナの「今の歌声は」。

歌は中島郁子さん。

余裕の歌唱力っていう感じで、さすがです。

ロジーナというより別の役が合いそう。っていうか何か別の役で見たと思うんだけど‥なんだったかな。

前半の最後は黒田博さんでセビリアの理髪師から「私は町のなんでも屋」。

この役は私の場合どうしてもヘルマン・プライを思い出してしまうんですけど、黒田博さんは重い役のイメージだったので、こういうタイプの曲を歌うのは初めて聞きました。

本当はどんな人なんだろう。

さて後半1曲目は魔笛の「イシス・オシリス」。この曲好きなんですよね。

落ち着いた曲で。

これがあるから今回のコンサートを聞きに行こうって思ったくらいです。

歌ったのは妻屋秀和さん。

後半2曲目はベルクのルルから「ルルの歌」。森谷真里さんとダンスは中村蓉さんという方。

森谷さんは初めて調布のホールでモーツァルトの劇場支配人を見たときが印象的だったので、名前をすぐに覚えました。

本当は今日ルルを演じるはずだったんですよね。

ルルではダンスの人がいきなりワンピースを脱いで下着のような姿になったのでドキッっとしました。

来年のルルの演出もこんな感じなんだろうか?。ちょっとおもしろいかも。

もう少し聞きたかったけどこちらも短くてすぐに終わってしまいました。

まあ来年の公演が楽しみです。

そしてラストはプッチーニのトゥーランドットから「誰も寝てはならぬ」を福井敬さんが歌いました。

今から30年位前にすごくうまいテノールがいるんだよとって興奮しながら教えてくれた人がいましたけど、

やっぱり表現力がすごいですね。

という感じで約1時間のコンサートはあっという間に終わってしまって、

アンコールを期待したけどそれはなくてちょっと残念。まあ仕方ないか。

そういえば久しぶりに行った上野駅の改札がまったく新しくなっていてびっくりしました。

それだけ行ってなかったっていうことですよね。

↑新しくなった上野の公園口

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