オペラ席種とチケットの値段・上演形式によってもかわる

オペラのチケットの値段は、

座席の場所が良いか悪いかだけで決まるわけではなく、

上演形式によってもチケットの値段が変わります。

席種がE席なのに高額のオペラもあれば、

S席でも安い値段のオペラがあるんですね。

今回はオペラのチケットを買う時に知っておいたほうが良い席種と上演形式の関係、そして上手な買い方についてです。

 

SABCという席種と選び方

 

オペラの席種は通常S席から→A席→B席→C席までが一般的ですが

公演によっては、D席、E席、F席まであるものもあります。

また、UやZなどちょっと別の席種を作っている時もあります。

これは25歳未満向けとか、学生さん向けなどですね。

オペラを鑑賞する層は比較的高齢者が多いです

そのため、オペラは美術館の様に65歳以上は値段が安いということはほとんど無く

逆に若い人向けに値段が安くなっている時があります。

もっと若い人に観てもらいたいのだと思います。

 

では席種と値段ってどうなっているのか、またどうやって選べばいいのでしょうか。

 

 

席種の分け方はどうなっているのか

 

上野にある東京文化会館は5階まであります。

約2300人収容できるのですが、

東京文化会館のサイトを見ると、どのブロックがS席だったりA席だったりするのか、席種による座席の分け方がわかるようになっています。

 

それによると、一応Fまで分けてあるんですね。7つの席種に分けてあるわけです。

 

ところが、実際にチケットを買う時は、

S-A-Bの3つの席種だけの公演もあれば

S-A-B-Cの4つの席種に分かれている公演もあったり、いろいろなのです。

 

これは主催者によって違っていて、今回はどこからどこまでを何席にして値段をいくらにするかは主催者側で決めているんですね。

実際のところ、東京文化会館のオペラ公演でFまで席種と値段を分けているのはあまり見たことがありません。

 

たとえば2018年の7月に行われる二期会のオペラ「魔弾の射手」

2018年の10月に行われるジャパンアーツ主催のオペラ「カルメン」

SからDまでの5つの席種になっていました。

 

またNBS(日本舞台芸術振興会)海外の引っ越し公演という上演形式のオペラを手がけることが多いのですが、

引っ越し公演のチケットは細かくSからFまで、席種が細かく分かれていることが多いです。

上演形式が引っ越し公演の場合チケットの値段がかなり高くなるので、買いやすくするために分けているのでしょう。

 

NBSの公演ではありませんがずっと以前に、海外の引っ越し公演で最も値段の安いチケットを買った時

会場(NHKホールでした)に行ってみたら、3階の一番後ろに置かれた補助椅子だったことがあります。

 

チケットを取ったのは発売直後だったのに補助椅子?と思いましたが

思ったよりチケットが売れたということだったのか。

 

NHKホールは3400人も入りますから、最上階の最後列は遠かったです。米粒のよう‥。

(ちょっと悲しい気持ちになりましたが‥笑、まあ見られたからいいです)

 

席種の選び方

 

ではどの席種を選べばいいかですが、

もちろん劇場にもよりますが個人的にはあまり1階の平土間は選ばないようにしています。

座席の傾斜にもよりますが、1階の平土間は値段が高い割に前の人の頭が邪魔になることが多いからです。

そもそもヨーロッパでは平土間は、土間という言葉が付いているくらいで、立って観るところだったと言います。

最近は、傾斜が付いて見やすくなったとはいえ、見にくいホールもあります。

 

東京文化会館の場合なら、もし1階で買うとしたら平土間の後半ブロックの前の方の列がいいと思います。

前部と後部の間に通路があるので、この列は舞台がよく見えますし、音響もいいところです。

東京文化会館座席の座席選び方おすすめ

 

ただ、この席は著名人がよく座る席でもあり、良い席なのでなかなか取れないです。

S席なので値段も高いですね。

平土間の真ん中の列は横に長いので、出たり入ったりが大変です。

休憩後は早めに座席に着く方がいいですしね。

 

それが面倒なので1階の場合は通路側を選ぶことが多いです(空いていればですが)。

良い席がない時は平土間は避けて2階以上の席を選びますね。

 

S席なら2階の正面もベストですが、ここも人気で取りづらく、かつチケットの値段も高いですよね。

 

オペラをたくさん見たい人にとってはお財布に厳しいので、結果としてなるべく値段の安い席を数多く取るようになってしまうわけです。

私もお財布が寂しい場合は、東京文化会館では3階以上の両サイドの席を取るようにしています。

 

正面での3階以上の席はかなり舞台から遠くなってしまうことと、

指揮者、オーケストラピットも少し見たい、

という気持ちがあるので、脇から見たいんですよね。

 

脇なら舞台に多少近くなりますから。

 

ただ、上演中ずっと首を右または左に向けていなければいけないので、そこは我慢ですね。

 

以前ランメルモールのルチアを東京文化会館の5階の脇席で見たことがあります。

5階はかなり前につんのめるような感じがして、怖いような感じです。

それはいいとしても、

後で調べたら舞台には大きな月が出ていたようで、月が効果的だったと言う評を見て

えっ、月があったの?

と思ったことがあります。

 

5階の脇席からは全く見えなかったわけで

値段の安い脇席を買う場合はそんなリスクがあるのを承知で買わないとダメですね。

 

さて、初台の新国立劇場については収容人数が1800人で比較的少ないので、3階以上の正面席もそれほど舞台から遠さを感じません

オーケストラピットも比較的見えやすいです。

それでも個人的には脇席を狙って取ることが多いです。

でも新国立劇場は新しいだけあって、どこに座ってもとても見やすい劇場だと思いますね。

喫茶も充実していて休憩時間の過ごし方もいろいろできて好きな劇場です。

座席の取り方おすすめ(新国立劇場)

 

天井桟敷の人々

 

ミラノのスカラ座には天井桟敷と呼ばれる席種があって、熱烈なオペラファンがいると言われています。

 

著名な歌手や指揮者であっても、内容によっては容赦ないブーイングを浴びせることで有名なので、

過去にも二度とスカラ座には出なくなった歌手がいたりしました。

スカラ座のブーイング

 

なぜ天井桟敷の客が注目されるかというと、熱烈なスカラ座のオペラファンたちは何度も見に行くので

毎回そんな値段の高いチケットは買っていられないんですね。

 

だから最も安い最上階の天井に近い席で見ているわけです。

 

スカラ座の天井桟敷には、一応椅子がありますが、お尻をちょこっと乗せる程度の簡単なものです。

椅子にどっぷり座ると舞台が見えないから、そういう椅子なんでしょうね。

 

日本には天井桟敷と呼ばれるような席はありませんが、

オペラをたくさん見たいけどオペラは高いのでなるべく値段の安いチケットを買いたい気持ちはとてもわかります。

これは絶対見たいと思うオペラほど、安い席から無くなっていて、姿は見えないけどオペラファンの存在を感じる時がありますね。

よく日本でも「ブラーボ」の声が上がると思いますが大抵上の方の客席の人が言ってますよね。

日本でも熱烈なオペラファンは上の方の座席に陣取っているみたいです。

 

 

席種により発売日が違うこともある

 

ほとんどの公演はチケットは発売日が決まっていてどの席種も一斉に発売がはじまります。

友の会のようなものがある場合は、加入者は若干一般発売日より早く買うことができるか、

または値段の割引という優遇がありますね。

 

二期会の場合は「クラブ・ジ・アトレ」

ジャパンアーツの場合は「夢倶楽部」という友の会があります。

 

これに入っていると先行予約ができるので、一般の人よりも早くチケットを購入することができるわけです。

ただ、この先行予約の優遇は、値段が高めのチケットにのみ充てはめている場合が多いですね。

または2つ以上の演目をセットで購入する場合などです。

 

まあ当然といえば当然で、安いチケットは放っておいても売れますからね。

 

またNBSの引っ越し公演の場合などは、席種も多いのですが、

席種によって発売日を分けています。

  • SAB席は○○日から発売
  • EF席は○○日から発売

というように席種によって分けているのです。

通常は良い席を先に売り始めることが多いですね。

オペラ座席の選び方(東京文化会館)

オペラ座席の選び方おすすめ(新国立劇場)

安いチケットは後から売り出しますし、席数が少ないので、

買いたい場合は、なるべく早くチケットを買わないとすぐに無くなってしまいます。

 

平日のS席が最も最後まで残っているんじゃないかと思いますね。

今は電話ではないので楽になりましたが、それでもチケットを買うのはなかなか大変です。

 

また、オペラの上演形式については、チラシ(パンフレット)をよく見ると、たいていわかりますから、確認してみてください。

オペラのチラシの見方・選び方

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