ウィーンでオペラを観る

オペラが好きになってくると、

徐々に「本場ヨーロッパのオペラが観てみたい」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

また、オペラに特に興味が無くても、せっかくウィーンに行くなら、

オペラを観てみようかな、という人も、いますよね。

オペラ好きなら

  • ウィーンの国立歌劇場
  • ミラノのスカラ座

は行ってみたいオペラハウスの代表だと思います。

 

そこで、今回はウィーンでオペラを観る時の場所や注意点などについて書いてみたいと思います。

 

ウィーンでオペラを上演している時期

 

プロ野球にはシーズンとシーズンオフがあるように

オペラにもシーズンがあります。

 

一年のうちでオペラを上演している時期があるんですね。

 

ウィーンでオペラを上演している時期は毎年9月〜翌年の6月までで

基本的には7月と8月はありません。

 

シーズンオフにはバイロイト祝祭劇場やオーストリアのザルツブルグで音楽祭が開かれますが、

その時期は、所属している楽団の上演が基本的には無いので、

このような夏の音楽祭にはいろんな楽団からメンバーが集まって来ることができるんですね。

楽団の精鋭達が集まるわけです。

 

さて、ウィーンでオペラを上演している劇場は大きい順に

  1. ウィーン国立歌劇場
  2. ウィーンフォルクスオーパー
  3. アン・デア・ウィーン劇場

です。

それぞれの特徴としては

ウィーン国立歌劇場はもっとも大きく、オペラとバレエがメイン。

ウィーンフォルクスオーパーはオペラもやるけどメインはオペレッタとミュージカル

そしてアン・デア・ウィーンはオペレッタやオペラもやるけど今ではシェークスピアなどのお芝居がメイン

となっています。

 

ウィーン国立歌劇場はいかにも歴史を感じさせる重厚な建物で、中も豪華そのもの。

一方フォルクスオーパーの方は外見はおとぎ話の建物のようですが、

国立歌劇場に比べるとちょっと安っぽく見えてしまうのは仕方がないかもしれません。

でも気軽に行ける劇場っていう感じです。

そしてアン・デア・ウィーン劇場は、モーツァルトの魔笛の台本作家で、劇場支配人でもあったシカネーダーが建設した建物で

19世紀から20世紀にかけては、数々のオペッレッタを上演した場所でもあります。

 

今はインターネットでチケットもとれるようになりました。

インターネットがまだ普及していなかった頃は、JTBなどの旅行会社に頼んでチケットをとってもらったりしていたので、

料金もよくわかりませんでしたし、席がどこになるのかも、またどんな席種があるのかもわからなかったんですよね。

今は本当に便利になりました。

 

 

ウィーン国立歌劇場でオペラを観る

 

ウィーン国立歌劇場は、もとは宮廷歌劇場だったんですよね。

栄華をきわめたハプスブルグ家の名前は聞いたことがあると思います。

 

ウィーン国立歌劇場の良いところは、イタリアオペラドイツオペラもどちらにも強くて

そのレベルがとても高いことではないでしょうか。

 

ハプスブルグ家の帝国はイタリアの北部まで勢力を伸ばしていましたから

首都のウィーンにはイタリアオペラとドイツオペラの両方が同じように入ってきていたんですね。

 

他国の侵略というと、文化が壊されたり、または広がったりするしてきましたが、

オペラに関して言えば両方の文化が残ったということなんでしょうね。

 

さて、ウィーン国立歌劇場のオペラのレベルが高い理由の一つはオーケストラです。

常に世界のオーケストラランキングの上位に入っている、

ウィーンフィルを排出しているのがウィーン国立歌劇場なんですね。

 

最近はコンセルへボウ管弦楽団とかとかバイエルン放送響なども入ってきていますが

かつては世界のオーケストラといえば、ウィーンフィルか、ベルリンフィルと言われていました。

そんな楽団が演奏しています。

 

そして、歌手もトップレベルの人が出ています。

ウィーン国立歌劇場、ミラノスカラ座、メトロポリタン歌劇場、バイロイト祝祭劇場

で歌ったという経歴があると、すごい!、

と思ってしまう、そんな劇場の一つなんです。

 

しかも、シーズン中の9月~翌6月まではほぼ毎日オペラやバレエをやっているんですよね。

これも魅力です。

 

日本の新国立劇場の場合と比べると、

新国立劇場でオペラをやるのは月に3回とか5回程度です。

バレエもあるので、他の日も使ってはいますが‥。

 

それに対して、ウィーン国立歌劇場の場合は、毎日とっかえひっかえ

オペラとバレエの上演が繰り広げられています。

 

シーズン中は休館日っていうのがほとんどないんですよね。

今日はアイーダ、明日はヘンゼルとグレーテルその次はバレエ、

といった調子でどんどん演目が変わっています。

 

国立歌劇場の舞台裏にはどれだけのセットがあるのか

どれだけの衣装があるのか、また関わっている人の数を想像するだけでも

とてつもない規模だと思います。

 

夏の2か月を除けばウィーンに行けばいつでも何かしら国立歌劇場では上演しているんですよね。

それってさすが音楽の都と言われるだけある、と思います。

 

さて、ウィーン国立歌劇場はとても便利なところにあります。

ウィーンには東京の山手線や大阪の環状線のような、街の周りをぐるりと回っているトラムという路面電車があります。

そのトラムの内側は最もにぎやかなところで、

中心のあたりにはシュテファン寺院がそびえたっているんですね。

 

ウィーン国立歌劇場は路面電車トラムの、OPER(オーパー、オペラ)で降りても近いですし、

Karlsplatz(カールスプラッツ)駅もすぐ近くにあって、

こちらは幾つかの電車が乗り入れている駅で

便利なところにあります。

 

ただ、路面電車トラムは街の周りを循環していますが、それほど本数が多く無いので、

すごく使い勝手がいい、というわけでもないです。

 

私の場合、ホテルが便利な場所にあったので、

あまり利用せず結局歩いていました。

 

というわけでウィーン国立歌劇場は中心にあるシュテファン寺院から歩いていくこともできるくらい、

便利なところにあります。

 

ウィーン国立歌劇場は中もとってもゴージャスです。

ドレスで観劇している人も多々見かけます。

日本とはやはりちょっとドレスアップの度合いも違いますね。

 

旅先なので、頑張ってドレスアップするのももちろんいいと思いますし、

頑張るのが面倒な人は、

あまり自分で恥ずかしく無い程度に、きちんとした格好をしていけばいいんじゃないかなと私は思います。

 

ウィーン国立歌劇場の座席は日本の劇場とはずいぶん作りが違うので、

自分の席を探すのがちょっと面倒かもしれません。

なので、少し時間に余裕を持って行った方がいいと思います。

中も見たいですしね。

 

席が見つからない時は、案内の人がいますので、

チケットを見せて、教えてもらうのがいいと思います。

というか、聞くのが早いと思います。

 

ウィーンフォルクスオーパーでオペレッタを観る

 

ウィーンに行ったらフォルクスオーパーにも足を運んでみたいですよね。

ただ、フォルクスオーパーは国立歌劇場に比べるとちょっと不便なんです。

 

路面電車トラムより外側にあるので、ホテルにもよりますが、中心地から行くには

最低でも一度は電車を乗り換えないとだめですね。

 

面倒ならタクシーもありですが、

フォルクスオーパーという駅があるので、駅からは近いです。

こんな郊外にあったのね、というような閑静なところにあります。

国立歌劇場とはずいぶん場所の雰囲気が違います。

 

建物も国立歌劇場とは雲泥の差で、小さくて、造りも軽いというか重厚な感じはないです。

写真だと豪華に見えるので実物を見るとあれ?と思うかもしれません。

 

ロビーも小さくて、市のコンサート会場といった雰囲気です。(実際ウィーン市が持っているのですが)

私が行ったときはちょっと前のことなので、変わっているかもしれませんが、

お手洗いも数個しかなく、こんなに少ないの?と思いましたが、

不思議なことに日本のように行列になることが全くなく、

すきすきでした。

 

日本はどうしてあんなに行列になるんでしょうね。

 

フォルクスオーパーは、値段も数千円で見られる手軽な劇場です。

服装もウィーン国立劇場ほどは、こだわらずに比較的ラフな服装でも大丈夫でしょう。

 

とはいえ、ちゃんとドレスアップしてる人もかなりいます。

全体的に日本よりおしゃれ、と思った方がいいでしょうね。

 

フォルクスオーパーのすごいところは、こちらも国立劇場と同様

シーズンの間はずーっとミュージカルやオペレッタを上演しているということです。

しかもとっかえひっかえです。

 

それだけ多くの人が見に来るということなので、文化の違いを感じますね。

 

 

ウィーンででオペラを見るときの注意点

 

路面電車トラムの内側や周辺にはたくさんのホテルがありますから、中心街に宿泊すれば

ウィーン国立歌劇場には歩いていくこともできます。

 

ウィーン国立歌劇場は駅に近いので、電車やタクシーに慣れていればまったく問題ないのですが、

オペラが終わった後歩いてホテルに帰ることができるのは助かりますよね。

 

また、ウィーンの人たちは日本に比べて、観劇にはドレスアップしていきますから

ホテルが近いと、一旦ホテルに戻って着替えることもできるので助かります。

 

観光もしたいのに、朝からドレスを着ていくのは面倒ですよね。

 

あと、ウィーンと日本は7時間の時差がありますから、

オペラを見るときは少し余裕を持ったスケジュールにしておくほうが

いいかもしれません。

 

観光で回って疲れてる上に、時差ボケもあります。

そんな状態でオペラを見に行くと完璧に熟睡してしまうんですよね。

 

以前、一緒にいった人が、こうもりの上演の最初から最後まで

ほとんど眠り込んでいたことがありました。

 

私は一応起きていましたが、時差ボケの眠さは半端ないんですよね。

オペラは長いし、暗くなるので、ずっと眠ってしまってはもったいないです。

 

それから、字幕ですが、

私が行ったときは字幕は英語になっていました。

英語は得意ではないので、字幕はわからず‥。

 

ただ、最近は何カ国語かの字幕が出るようになったとか。

それだけ外国から来る人が多いんですね。

何れにしても、あらすじはちゃんと見て行った方が楽しめるのかなと思います。

 

ちなみにオペレッタこうもりは必ずアドリブのセリフが入るのですが、

それがわからなくて、ちょっと残念でした。

ま、仕方ないですね。

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