2019年の秋ー2020の夏までの主要なオペラ公演とそれぞれの特徴をわかりやすくまとめました。
野球にもシーズンがあるように、オペラにもシーズンがあって
基本的に始まりは秋で〜翌年の夏前まです。
そこでこのページも2019年9月の公演から公演日順にまとめてみました。
オペラ鑑賞の参考にぜひどうぞ。
オペラ公演情報2020秋ー2021夏はこちらをご覧ください。
オペラ公演2018−2019はこちら。
フィデリオ(ベートーベン)
- 2019年8月29日、9月1日
- 場所:オーチャードホール
- 主催:BunkamuraとN響
- 特徴:いつ決まったの?という感じで現れた公演。歌手も一流どころを揃えているようで、演奏会形式なのに値段も結構高めでS席22,000円。
N響って今までこういうのやっていたんだろうかと思ったら第二弾ということ。最近始めたんですね、どうりで。
というわけで歌手陣に興味津々の公演。演技なしの演奏会形式です。 - フィデリオの見どころと詳しい解説はこちら
ランスへの旅(ロッシーニ)
- 2019年9月5日〜8日
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:藤原歌劇団
- 特徴:藤原歌劇団主催ですが、新国立劇場合唱団、二期会合唱団も参加の公演というのが興味深いところ。
ランスへの旅は仏シャルル10世の戴冠式のために作れらたオペラ。
初演はパリのイタリア劇場ですが、催事用のオペラということもあり長らく上演されなかった作品です。20世紀にアバドらが復活させた作品。
次々と歌手が登場してアリアを歌うこのオペラを見られるとはとても楽しみ。
オペラパレスでやるということなので芝居もありでしょう。 - ランスへの旅オペラディーヴァがおすすめの見どころはこちら
ファウスト(グノー)
- 2019年9月12日〜9月22日
- 場所:東京文化会館(22日のみ神奈川県民ホール)
- 主催:NBS,日本経済新聞社
- 特徴:英国ロイヤルオペラの引っ越し公演。
さらに演目がフランスのグランドオペラという豪華さ。
ガストンルルー原作のオペラ座の怪人でも有名なこのオペラは、今期の中でも最も高価なオペラになると思われます。
S席59000円〜F席16000円。
なかなか上演されない演目の上に曲が良いので、高いけどなんとしても行きたいオペラ。指揮もパッパーノと一流揃い。NBSのオペラ公演はいつも高級感たっぷり。 - ファウスト・オペラディーヴァがおすすめの見どころはこちら
オテロ(ヴェルディ)
- 2019年9月14日〜23日
- 場所:14、16は神奈川県民ホール、21、23は東京文化会館
- 主催: NBS、日本経済新聞社
- 特徴:英国ロイヤルオペラの引っ越し公演のもう一つの演目がこれ。
料金はファウストと同様S席59000円。主催のNBSはポピュラーな演目とちょっとマニアックな演目をセットで上演するのが主義のようで、オテロはポピュラーで見やすい方の演目ということかと。
オテロはエジプトが舞台でゴージャスな舞台がお似合いのオペラ。
華やかなオペラに触れたい人にはおすすめです。今回はコヴェントガーデンの人気ソプラノフラチュヒ・バセンツのデズデモナ役が注目。 - オテロ・オペラディーヴァがおすすめの見どころはこちら
エウゲニー・オネーギン(チャイコフスキー)
- 2019年10月1日〜12日(5回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:新国立劇場のシリーズの開幕にもってきたのがこの演目だったのはちょっと意外。
初心者におすすめとあるけどそうなの?と若干思うものの、ロシアの作家プーシキンの韻文小説をそのままオペラにしたような作品で、初心者からオペラ好きまで幅広く楽しめるという意味ではオープニングにふさわしいオペラかも。
手紙のアリアが有名でここはぜひセリフに注目したいところ。
プーシキンの原文のままのはず。ロシア人歌手は声の大きい人が大きいイメージがあります。というわけで歌手達の声量も楽しみ。 - エフゲニーオネーギン・オペラディーヴァおすすめの見どころはこちら
蝶々夫人(プッチーニ)
- 2019年10月3日〜6日
- 場所:東京文化会館(10月13日はよこすか芸術劇場でも公演があります)
- 主催:東京二期会
- 特徴:二期会のシーズン公演の一つ。
若きイタリアの指揮者バッティストーニの指揮。ポピュラーな演目だけどタイトルロールの蝶々夫人は実はとても大変な役。
かつてミラノのスカラ座では劇団四季の浅利慶太さんが演出を担当したオペラでもあります。
今回の演出は宮本亜門さんでこれも楽しみ。 - 蝶々夫人・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
カルメン(ビゼー)
- 2019年10月19日、20日
- 場所:神奈川県民ホール
- 特徴:神奈川県他で東京の公演はありませんが見ごたえありそうなのであげてみました。フランス語の上演で字幕が英語と日本語というところは今風。充実の歌手陣なので神奈川にお住いの人以外にもおすすめ。S席16,000円ーE席3,000と値段もお手頃。カルメンは有名なフレーズが多いので必ず楽しめる演目だと思います。
- カルメン・オペラディーヴァの解説はこちら
- 神奈川県民ホールの公演情報はこちら
椿姫(ヴェルディ)
- 2019年11月2日、4日
- 場所:東京文化会館(別日によこすか芸術劇場、練馬文化センターもあり)
- 特徴:演目は椿姫なのでポピュラーですが、トリエステ・ヴェルディ歌劇場の引っ越し公演という所が興味深い。
トリエステはイタリアの湾を挟んだ西の都市。
1801年に設立された旧グランデ劇場はヴェルディの「海賊」と「スティッフェーリオ」の初演の場所でもあり。
たださすがにこの演目だと厳しいので椿姫にしたのかと。
東京文化会館ではラモン・ヴァルガス、横須賀ではデジレ・ランカトーレも出演。横須賀まで足を伸ばすか考えどころ。ただしランカトーレは2019年6月のリゴレットにも出演するのでそちらでも見られます。 - 椿姫・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
- トリエステ・ヴェルディ歌劇場公演のページはこちら
魔笛(モーツァルト)
- 2019年11月9日
- 場所:東京文化会館
- 主催:光藍社
- 特徴:ポーランドのワルシャワ室内歌劇場オペラの引っ越し公演。1日に13時と17時半の2回公演という珍しいやり方で歌舞伎みたいですね。
そのかわりと言っていいのか、S席でも15,000円と比較的安めの設定(SS席18000円もありますが‥)。
室内オペラとあるので通常はこじんまりとやっているのかもしれませんが、今回は文化会館の大ホールを使っての公演。どんな魔笛の公演なのか興味がわきます。 - 魔笛・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
- ポーランドワルシャワ室内歌劇場オペラのページはこちら
フィガロの結婚(モーツァルト)
- 2019年11月10日
- 場所:東京文化会館(神奈川県民ホール、オリンパスホール八王子でも上演あり)
- 主催:光藍社
- 特徴:ポーランドワルシャワ室内歌劇場オペラのもう一つの公演がこちら。
こういう小さめの劇場の場合、かなり芸達者な人達がおもしろ楽しくフィガロの結婚をやってくれるのではないかと期待。
魔笛同様値段もS席で15000円と引っ越し公演の割にお手頃なので友達を誘って気軽(とはいかないかな)に行くのも良いかも。 - フィガロの結婚・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
- ポーランドワルシャワ室内歌劇場オペラのページはこちら
トスカ(プッチーニ)
- 2019年11月9日〜10日
- 場所:日生劇場
- 主催:日生オペラ(日生劇場)
- 特徴:今年はトスカを持ってきたようです。
トスカは主役3人が全て死んでしまうという悲劇ですが、激的で引き込まれるストーリー。
日生劇場主催のオペラは年に2回でそのうちの一つ。
日生劇場は古く狭めの劇場ながら傾斜があるのでとても見やすくロビーもゆったり目なので個人的には結構好きな劇場です。
主役陣も一流どころを揃えているのでいつも満足度は十分。値段もS席10,000円と安めなので友達を誘って行くなら日生オペラはおすすめ。 - トスカ・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
- 日生オペラのページはこちら
ドン・パスクワーレ(ドニゼッティ)
- 2019年11月9日〜17日(5回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:新国立劇場シリーズの2つ目の演目がこれ。
愛の妙薬と並ぶドニゼッティのブッファ(喜劇)ですが、上演頻度は愛の妙薬ほど多くないので見逃したくないオペラ。ブッファなので気軽に楽しめます。 - ドン・パスクワーレ・オペラディーヴァの解説はこちら
- 新国立劇場のページはこちら
天国と地獄(オッフェンバック)
- 2019年11月21日〜24日
- 場所:日生劇場
- 主催:二期会
- 特徴:二期会主催のオペレッタ。
大植英次さん指揮ということで躍動的な公演になりそうで楽しみな公演の一つ。
場所が日生劇場だし値段もお手頃。
S席15,000円〜C席6,000円。最後のところはアンコールも欲しいなあと楽しみ。 - 天国と地獄・オペラディーヴァの詳しい解説はこちら
- 二期会のページはこちら
椿姫(ヴェルディ)
- 2019年11月28日〜12月7日(5回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:新国立劇場シリーズの3つ目のオペラがこれ。オペラの定番演目です。どんなヴィオレッタになるかはもちろん注目ですが、今回須藤慎吾さんが義理の父親役ジェルモンをやるのも見どころ。
- 椿姫・オペラディーヴァ解説と見どころはこちら
- 新国立劇場のページはこちら
スペードの女王(チャイコフスキー)
- 2019年11月30日〜12月1日
- 場所:東京文化会館
- 主催:ジャパン・アーツ
- 特徴:マリンスキー劇場の引っ越し公演。
スペードの女王の引っ越し公演は実に久しぶりの感がありとても楽しみな演目の一つ。
熟練のゲルギエフ率いる本場ロシアの劇場によるロシアの演目とあって迫力と繊細さが期待されます。 - スペードの女王オペラディーヴァの詳しい解説の見どころはこちら
- ジャパンアーツのページはこちら
マゼッパ(チャイコフスキー)
- 2019年12月2日
- 場所:サントリーホール
- 主催:ジャパン・アーツ
- 特徴:マゼッパがまさか日本で見られるとは!と思うくらい日本ではなかなか上演されない演目。
暗いストーリーながらいかにもロシアらしいオペラ。
原作はスペードの女王と同じくプーシキンということでこれもロシアらしい。
サントリーホールという場所でわかるように、コンサート形式ですがオペラファンなら必見の演目。
オケも難しいらしいです。 - マゼッパ・オペラディーヴァの解説はこちら
- ジャパンアーツのページはこちら
紅天女(寺嶋民哉)
- 2020年1月11日〜15日
- 場所:オーチャードホール
- 主催:藤原歌劇団
- 特徴:藤原歌劇団主催の新作オペラ。紅天女は美内すずえの漫画「ガラスの仮面」に出てくる芝居の名前。日本の漫画パワーはほんとすごい。
ワンピースは歌舞伎になったし。オペラは美内すずえを持ってきたんだなと。
ワンピースでオペラブッファとか今後あったりして。
オペラファンでなくても美内すずえファンなら見てみると良いかも。 - 藤原歌劇団のページはこちら
ラ・ボエーム(プッチーニ)
- 2020年1月24日〜2月2日(5回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:ラ・ボエームは世界中で最も人気のあるオペラといっていいかも。
若者達のほろ苦いストーリーのオペラは、もしまだ見たことがないなら、一度は見るべきな間違いないオペラ。 - ラ・ボエームの見どころ(オペラディーヴァ)はこちら
- 新国立劇場のページはこちら
セビリアの理髪師(ロッシーニ)
- 2020年2月6日〜16日(5回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:気軽に見られるオペラブッファ(喜劇)。
主要歌手は海外の歌手という中で、ロジーナを歌うメゾの脇園彩さんがどんな声を聞かせてくれるのか楽しみなところ。
新国立劇場は演出もなかなかに凝っているのでそれも期待しちゃいます。 - セビリアの理髪師・オペラディーヴァのおすすめ見どころはこちら
- 新国立劇場のページはこちら
椿姫(ヴェルディ)
- 2020年2月19日〜23日
- 場所:東京文化会館
- 主催:二期会
- 特徴:二期会主催のシーズンオペラの一つ。定番の演目です。
定番だけどかなり難しいのが主役のヴィオレッタ。
ヴィオレッタは一幕から難しいフレーズの連続。
そして父親役のジェルモンも存在感たっぷり。
二人の歌と演技に注目したいです。 - 椿姫オペラディーヴァのおすすめの見どころはこちら
- 二期会のページはこちら
マクベス(ヴェルディ)公演中止になりました
- 2020年3月13日、15日
- 場所:東京文化会館
- 主催:東京・春・音楽祭
- 特徴:東京文化会館を中心として最近行われている東京・春・音楽祭の一環。指揮者はリッカルド・ムーティ。昨年もムーティーのもとリゴレットを上演していたようでしたが、昨年は確か抜粋公演で、値段もかなり高かったイメージ。今年もS席26000円と安くはないけど昨年と違って全曲上演するようです。やはりムーティということで期待は高まります。ただし演奏会形式。
- マクベス・オペラディーヴァの解説見所はこちら
コジ・ファン・トゥッテ(モーツァルト)公演中止になりました
- 2020年3月18日〜24日(4回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:新国立劇場でモーツァルトを見るなら今年はこれ。
コジ・ファン・トゥッテは「女はみんなこうしたもの」という意味。
フィガロの結婚を見たヨーゼフ二世がオペラの中のに出てきたこのセリフに基づいて次なる作品を作るよう言ってできたのがこちらの作品。
モーツァルトはドイツ語のオペラとイタリア語のオペラがありますが、こちらはフィガロの結婚同様イタリア語のオペラ。純粋にモーツァルトの音楽を味わいたい演目です。 - このオペラの解説と見どころはこちら(オペラディーヴァ)
- 新国立劇場のページはこちら
こうもり(ヨハン・シュトラウス)公演中止になりました
- 2020年3月25日
- 場所:東京文化会館
- 主催:小澤征爾オペラ・プロジェクト
- 特徴:こうもりといえばウィーン国立歌劇場で大晦日に必ずと言って良いほど上演する演目。
そのウィーン国立歌劇場の音楽監督でもあった小澤征爾さん率いるオペラ・プロジェクトがどんなこうもりを作り上げるのか見もの。躍動的なこうもりをみたいなあ。 - こうもりオペラディーヴァおすすめ、解説と見どころはこちら
トリスタンとイゾルデ(ワーグナー)中止
- 2020年4月2日、5日
- 場所:東京文化会館
- 主催:東京・春・音楽祭
- 特徴:数年前サントリーホールでトリスタンとイゾルデを見たとき、演奏会形式にも関わらず会場がほぼ満席だったので驚きましたが、それだけ日本にもワーグナー好きが多いという事かと。それを見越してか今回も上演時間約5時間のトリスタンとイゾルデは演奏会形式でしかも2度の上演。日本のワグネリアン達が集結?。かくいう私も行く気満々です(笑)。S席23000円とのこと。トリスタン役のアンドレアス・シャーガーという人ははじめてなので楽しみ。そしてイゾルデ役はペトラ・ラング。大御所ですね。
- トリスタンとイゾルデ・オペラディーヴァ解説と見どころはこちら
ジュリオ・チェーザレ(ヘンデル)中止
- 2020年4月7日〜12日(3回)
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:新国立劇場はシーズンにおもしろい演目をはめこんで来ました。
ジュリオ・チェーザレとはジュリアス・シーザーのこと。シーザー役は初演当時ならカストラートかカウンターテナーだと思いますが、今回はメゾソプラノ。
トロメーオもバスではなくカウンターテナー。またヘンデルを新国立劇場のホールで聞くとどんな感じなのかなど、個人的には最も楽しみな演目。 - ジュリオ・チェーザレ オペラディーバの解説はこちら
- 新国立劇場のページはこちら
三部作<外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ>(プッチーニ)中止
- 2020年4月18日
- 場所:東京文化会館
- 主催:東京・春・音楽祭
- 特徴:東京・春・音楽祭のオペラは演奏会形式と決まっているのか、上に書いたマクベスもトリスタンも同様に演奏会形式。演奏会形式だとなんとなく敷居は高くなるかもしれないけど、三部作は一つ一つが短いこと、そして3つが全く趣向が異なるオペラなのでとても興味深い作品。3つの中ではジャンニ・スキッキがダントツ有名ですが、外套は怖くて引き込まれるヴェリズもオペラ。そして音楽が最も美しいのは修道女アンジェリカ(だと私は思う)。
- 三部作 オペラディーヴァの解説と見どころはこちら
ホフマン物語(オッフェンバック)中止
- 2019年4月19日〜25日
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:前期と同じ演目です。おそらく演出も同じ。
オランピアの衣装は見ものです。
オランピアの難しいアリアとクラインザックの歌は何度でも聞きたい曲。 - ホフマン物語 オペラディーヴァおすすめの見どころはこちら
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サムソンとデリラ(サン・サーンス)延期
- 2020年4月25日、26日
- 場所:オーチャードホール
- 主催:東京二期会
- 特徴:セミステージ形式なので、演技と簡単なセットもありそう。
サムソンとデリラはオラトリオのようなオペラであまり上演回数が多くないので、オペラファンは必見。
サンサーンスが作ったオペラの中で唯一残ったのがこのオペラです。
メゾの聴かせどころが満載で特に有名なのは第二幕の「あなたの声に私の心が開く」というアリア。
心に染み入るはず。
指揮が準・メルクルということも楽しみ。 - サムソンとデリラ・オペラディーヴァおすすめの見どころはこちら
- 東京二期会のページはこちら
サロメ(リヒャルト・シュトラウス)中止
- 2020年5月17日〜26日
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 主催:新国立劇場
- 特徴:前衛的なオペラなのでちょっとマニアック。
オペラ初めての人にはきついかも。一方オペラ好きにはたまらない作品。
サロメの7つのベールの踊りが見もの。 - サロメ・オペラディーヴァおすすめ解説と見どころはこちら
- 新国立劇場のページはこちら
ニュルンベルクのマイスタージンガー(ワーグナー)中止
- 2020年6月14日、17日
- 場所:東京文化会館
- 昨年のトゥーランドットもそうでしたが、新国立劇場で6/21から上演するこの演目を、おそらく同じメンバーで東京文化会館でも先に上演するようです。チケットの値段もほぼ同じ。マイスタージンガーって超長いのに、そんなに人が集まるんだろうかと思いつつも、大好きな演目なので個人的には絶対に行きたいオペラの一つ。
- オペラディーヴァおすすめの見どころと解説はこちら
- 東京文化会館主催マイスタージンガーのページはこちら
- 2020年6月21日〜30日
- 場所:新国立劇場 オペラパレス
- 特徴:新国立劇場主催。ワーグナーの中では最も明るいオペラ。
しかしながら時間が長く4時間半程度。そんなこともありなかなか上演されないオペラですが、長くても実に楽しみな演目。
悪役ベックメッサーのずっこけぶりも見たいし、ヴァルターの歌が出来上がっていくのは感動的。
大野和士さんが自ら指揮をするようです。 - オペラディーヴァがおすすめの見どころと解説はこちら
- 新国立劇場のページはこちら
ナブッコ(ヴェルディ)
- 2020年6月18日、6月20日
- 場所:東京文化会館
- 主催:コンサート・ドアーズ
- 特徴:シチリア島のパレルモにあるオペラ界では有名なマッシモ劇場の引っ越し公演。この劇場は建築に手間取った経緯があるものの、若い頃のカルーソーやマリアカラス、ムーティーやアバド達もここで修行していたという場所でもあります。今回はヴェルディの最初の成功作とも言えるナブッコの上演。久々に見るマリア・グレギーナ、ヴェッセリーナ・カサロヴァが熟練の演技を見せてくれるんじゃないかと。そして日本ではお馴染みになってきたアルベルト・ガザーレも出演。
- ナブッコの見どころ(オペラディーヴァ)はこちら
ノルマ(ベッリーニ)
- 2020年6月19日、6月21日
- 場所:東京文化会館
- 主催:コンサート・ドアーズ
- 特徴:こちらもナブッコ同様シチリア・パレルモにあるマッシモ劇場の引っ越し公演。ナブッコともう一つの公演がこちらのノルマ。マッシモ劇場はベルカントオペラが得意なイメージがあるので演目としてはぴったりかなと。しかもベッリーニのノルマとあって非常に楽しみ。ノルマ役は最近日本でよく見かけるデジレ・ランカトーレ。そして個人的に注目したいのはソプラノのエヴァ・メイが今回はメゾのアダルジーザ役になっていること。こちらも楽しみ。
- ノルマの見どころ(オペラディーヴァ)はこちら
ルル(ベルク)延期
- 2020年7月10日〜12日
- 場所:東京(詳細は未定)
- 主催:東京二期会
- 特徴:ルルはふしだらで自堕落な生活の末殺されるというシュールな現代オペラ。ところが海外では不思議なほど紳士達に人気の演目。
日本での上演が非常に楽しみ。 - ルルの解説と見どころ(オペラディーヴァ)はこちら
- 二期会のページはこちら
新国立劇場のプログラムを見ると
ヴェルディ=椿姫、プッチーニ=ラ・ボエーム、ロッシーニ=セビリアの理髪師
というように、大御所3人の作曲家については最も有名な演目を選んだのかなという感じ。
また前期(2018−2019シーズン)はモーツァルト2つ、プッチーニも2つでしたが、今期は両者とも1つだけにしてますね。
多くの作曲家を取り上げようということかも。
前期(2018-2019シーズン)は6回やった演目もありましたが、今期は多くても5回、ジュリオ・チェーザレは3回だけです。
ちょっとマニアックな演目なので少なくしたのかな。
一方二期会もサムソンとデリラやベルクのルルを上演するようでこちらも楽しみ。
まだ予定がはっきりしていないオペラや、規模の小さいオペラもあるので随時載せていきます。
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